Chemours(ケマーズ)は、プラスチックの循環性を推進するRemove2Reclaimプロジェクトを主導しています

プロジェクトは廃棄物を削減し、エネルギーを節約して、新製品の酸化チタンとポリマーの両方で再使用を可能にすることを目的としています。

チタニウム テクノロジー、サーマル & スペシャライズド ソリューションズおよびアドバンスト パフォーマンス マテリアルズの分野で市場をリードする世界的な化学企業、The Chemours Company(「Chemours(ケマーズ)」)(NYSE:CC)は、業界、学術研究、および政府の専門家と協力して、プラスチックのエンドユーザー製品から酸化チタン(TiO2とポリマーを回収する、効率的でコスト効率に優れ、さらに持続可能なプロセスを構築すべく、3年間のリサイクル研究プロジェクトに参加することを発表しました。Remove2Reclaimと名付けられたこの取り組みは、より幅広い用途で循環型社会を実現することで、廃棄物をなくし、製造に使用されるエネルギーの量を削減するなど、環境に大きなメリットをもたらす可能性があります。

現在の商業規模のリサイクル技術では、ポリマーや添加物を効果的に除去・分離できないので、再生プラスチックを使用した製品の潜在的な用途や全体的な品質を限定的なものにしています。Remove2Reclaimは、それを変えるために考えられました。プロジェクトの目標は、再使用のためのTiO2(酸化チタン)とポリマーの除去と回収を可能にする商業規模の検知および抽出技術を開発することです。

Chemours(ケマーズ)のEMEAテクニカルマーケティングマネージャーであるSteven De Backerは、「Remove2Reclaimの取り組みを通じて、効果的なプラスチックリサイクルに関する解決策を見つけ、業界の新しいレベルの循環性を実現するのに役立ちたい」と語っています。「この取り組みにより、様々な使用済み製品から数千トンのTiO2(酸化チタン)を再生し、原料需要を削減するとともに、私たちの顧客に新たなTiO2(酸化チタン)の供給源を提供できる可能性があります。バリューチェーン全体の専門家チームと協力してこのプロジェクトを主導し、私たちが共有する地球に利益をもたらす共通の目標を追求できることを光栄に思います」

このプロジェクトの初年度に、研究パートナー達は、TiO2(酸化チタン)を含有するプラスチック廃棄物を効果的に識別する選別方法を開発し、様々なポリマーマトリクスからTiO2(酸化チタン)を除去する革新的な溶媒ベースの抽出経路を決定しました。他のプロジェクトマイルストーンには、特定のポリマーマトリクスからTiO2(酸化チタン)を検出する方法と機器の開発、溶解ルートによるポリマーからのTiO2(酸化チタン)の回収、最終的にはTiO2(酸化チタン)とポリマーの新製品への再利用も含まれます。

「Chemours(ケマーズ)は、世界で最も持続可能性に優れたTiO2(酸化チタン)企業になることを目指しています。それには、プラスチックの循環利用を含む、世界最大の課題に私たちの専門知識を活用する必要があります」とChemours(ケマーズ)のチタニウムテクノロジー担当社長Ed Sparksは述べています。「私たちは、責任ある化学と業種を越えたコラボレーションを活用し、私たちが共有する地球への影響を最小限に抑えながら、顧客の課題を解決することを約束します。Remove2Reclaimは、進行中のこのモデルの素晴らしい例です」

Remove2Reclaimプロジェクトは、ベルギーのフランダース地方の化学・プラスチック業界を先導する産業クラスタであるCatalistiの支援により、2020年9月に始まりました。プロジェクトは、Chemours(ケマーズ)がプロジェクトコーディネーターを務め、INEOS StyrolutionLyboverDeceuninckMatco PlasticsCentexbelVITOGhent University(ゲント大学)KU Leuvenなどの公共および民間部門の組織が協力して取り組みます。プロジェクトは、VLAIO(フランダースイノベーションおよびアントレプレナーシップ庁)からも資金援助を受けています。

「Remove2Reclaimは、リサイクルの野望を、私たちの地球に利益をもたらす循環型ソリューションに変える可能性を秘めたエキサイティングなプロジェクトです」とCatalistiの声明には書かれています。「私たちは、産業、大学、および政府部門のリーダー達の力を集結することで、バリューチェーン全体を連動させる総合的なアプローチをとっています。このプロジェクトは、Chemours(ケマーズ)のリーダーシップの下で勢いを増しており、革新的な新しいリサイクルプロセスを生み出すという目標達成に向けて、この取り組みが今後も発展することを楽しみにしています」

The Chemours Company(ケマーズ)について

The Chemours Company(ケマーズ)(NYSE:CC)は、チタニウム テクノロジー、サーマル & スペシャライズド ソリューションズ、アドバンスト パフォーマンス マテリアルズのグローバルリーダーとして、市場を定義する製品、用途の専門知識、化学に基づくイノベーションにより、幅広い産業分野で顧客にソリューションを提供しています。コーティング、プラスチック、冷凍冷蔵機器、空調、輸送、半導体、家電、一般産業、石油、ガスなどの市場向けに、幅広い工業用製品や特殊化学製品によるカスタマイズされたソリューションを提供しています。主な製品には、Ti-Pure™(タイピュア™)、Opteon™(オプテオン™)、Freon™(フレオン™)、Teflon™(テフロン™)、Viton™(バイトン™)、Nafion™(ナフィオン™)、Krytox™(クライトックス™)などの有名ブランドがあります。約6,400人の従業員と29の製造拠点を有し、約120カ国で約3,300社の顧客にサービスを提供しています。Chemours(ケマーズ)の本社は米国デラウェア州ウィルミントンにあり、ニューヨーク証券取引所(NYSE)に「CC」のシンボルで上場しています。

詳細については、chemours.comをご覧いただくか、Twitterの@Chemours、またはLinkedInをフォローしてください。

将来の見通しに関する記述

本プレスリリースには、1933年米国証券法第27条Aおよび1934年米国証券取引所法第21条Eに規定される意味での、リスクおよび不確実性を伴う将来の見通しに関する記述が含まれています。将来の見通しに関する記述は、一定の仮定に基づく将来の出来事に関する現在の予測を提供するもので、過去または現在の事実に直接関連しない記述を含みます。特に「信じている」、「期待している」、「予定している」、「予想している」、「計画している」、「推定している」、「目標としている」、「企画している」などの表現は、一般に「将来の見通しに関する記述」であり、そのような記述がなされた時点でのものです。これらの将来の見通しに関する記述には、係争中または将来の環境賠償責任の結果または解決、規制当局による調査・審理・手続きの開始・結果・解決、訴訟の開始・結果・和解、当社製品の需要または採用に影響を与える米国またはその他の地域における環境規制の変更、当社の各セグメントおよび当社全体の将来の営業成績および財務成績の予測、事業計画、見通し、目標、ゴールおよびコミットメント、設備投資・計画および目標資本支出、配当または自社株買いの計画、知的財産権保護の十分性または有効期間、コスト削減または節約の目標、収益性と成長を伸ばす計画、当社の買収能力、買収した事業や資産を当社の事業に統合する能力、予想される相乗効果またはコスト削減を達成する能力などが含まれます。これらはすべて、重大なリスクと不確実性を内包するものであり、実際の業績はこれらの記述によって明示的または黙示的に示されるものとは大きく異なる可能性があります。将来の見通しに関する記述は、一定の仮定と将来の事象に対する期待に基づくものであり、正確でない可能性や実現しない可能性があります。これらの記述は、将来の業績を保証するものではありません。また、将来の見通しに関する記述には、Chemours(ケマーズ)がコントロールできないリスクや不確実性が含まれています。さらに、現在流行しているCOVID-19のパンデミックは、国内および世界の経済、商品・金融市場に大きな影響を与えています。これは、当社の業績にもマイナスの影響を与えており、今後も影響を与えると考えています。パンデミックの全容と影響はまだ確定していませんが、現在までのところ、金融・商品市場の大幅な変動と経済活動の深刻な混乱が見られます。官民一体となった対応の結果、渡航制限、一時的な営業停止、検疫、株式市場の変動、消費者行動や商業活動の中断などが世界各地で発生しました。当社がコントロールできない事項が当社の事業および業務に影響を与えており、当社が顧客に商品やサービスを提供する能力を妨げたり、サプライチェーンを混乱させたり、ビジネスパートナーに悪影響を及ぼしたり、当社製品に対する需要を大幅に減少させたり、従業員の健康や福祉に悪影響を与えたり、その他予測不可能な事象を引き起こし、継続させる可能性があります。さらに、現時点でChemours(ケマーズ)が特定できない、あるいは事業に重大な影響を与えるとは現時点では考えられない、その他のリスクや不確実性が存在する可能性があります。こうした相違をもたし得る、またはそれに寄与し得る要因には、2022年3月31日期のForm 10-Q 四半期報告書、2021年12月31日期のForm 10-K 年次報告書など、米国証券取引委員会に提出された書類に記載されているリスク、不確実性、その他の要因が含まれます。Chemours(ケマーズ)は、法律で義務付けられている場合を除き、いかなる理由であれ、将来の見通しに関する記述を修正または更新する義務を負いません。

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出典:The Chemours Company