Ron Charles

Q：人事リーダーとしてのキャリアを追求しようと思ったきっかけは何ですか？

A：大学で、人の行動と組織構造が企業の成功にどのような役割を果たすか、またやる気があり、十分なトレーニングを受けた人材が競争上の優位性を獲得するうえでいかに重要であるかに興味を持ちました。高校でチームスポーツをしているときも、大学でグループ活動に参加しているときも、会社でキャリアを積んでいるときも、私の情熱の原動力は常にチーム内で強い関係を築くことでした。私は人事リーダーとして、一人ひとりのニーズと意欲を理解し、全員が仕事で優れた実績を達成し、かつ個人的にも成長できる環境を構築することに喜びを感じています。

Q：Chemours（ケマーズ）の人事部門を率いるアプローチを形作っているコアバリューは何ですか？

A：長く続く関係を築くことが私のアプローチの中心です。そのため、職務の背後に隠されている人柄を知ることを大切にしています。これは、壁を打ち破り、オープンな文化を育むのに役立ちます。私は、誠実かつ正直に、真のコミュニケーションをとるように心がけています。これらは、組織内で信頼を築くための基盤です。また、インクルージョン（包摂性）、ダイバーシティ（多様性）、エクイティ（公平性）を強く支持しています。一人ひとりが持つ独自の視点と能力を尊重することで、問題解決、意思決定、イノベーションの可能性を最大限に引き出すことができます。

Q：Chemours（ケマーズ）の将来で最も楽しみなことは何ですか？

A：Chemours（ケマーズ）が歩んでいる道のりは、単に野心的であるだけでなく、変革をもたらすものです。私たちが目指しているのは、単に働きがいのある職場ではありません。私たちは、最も働きがいのある職場になるように努めています。私たちは、この分野で最も優秀な人材を惹きつけ、その雇用を維持し、人材を育成することに取り組んでいます。また、総合的に安全な職場環境を構築することで、社員は最高のパフォーマンスを発揮できるようになり、その結果、Chemours（ケマーズ）も組織としてその可能性を最大限に発揮できます。

Q：あなたのリーダーシップ哲学に影響を与えたお気に入りの本や名言はありますか？

A：コリン・パウエルの言葉は、私のリーダーシップへのアプローチに大きな影響を与えました。「大きなことで卓越した成果を達成したいと思うなら、小さなことで習慣を身につけることです。卓越性は特別なものではありません。浸透した考え方です」 ここで強調されているのは、小さな物事をおろそかにしないことです。習慣から積み重なった小さな物事は、より大きな目標を達成するために重要となります。

Q：仕事以外で好きな趣味や活動は何ですか？

A：ワークライフバランスは、個人と組織の両方のウェルビーイングにとって重要です。仕事をしていないときは、家族と過ごしたり、友人とバスケットボールをしたり、運動をしたり、色々なレストランで食事を楽しんだりしています。このような活動でリフレッシュして、翌週に向けて準備を整えています。

略歴

Ronは、人事、製造、労使関係分野で24年の経験を有しています。このうち、化学業界での経験は18年となります。Ronは、Chemours（ケマーズ）の人事部門で6年間にわたり複数の上級管理職を歴任し、すべての事業部門を支えてきました。

特に、Southern Ionics Mineralsの買収やメチルアミン事業の売却など、変革をもたらすいくつかの大規模な事業イニシアティブでは人事的側面を主導しました。また、効率的な自動出退勤管理システムの導入や有利な労働契約の交渉戦略への寄与など、工場施設に貢献してきました。

最近では、文化・人材部門のリーダーシップの責務も担い、パフォーマンスに優れたチームの構築、人材獲得プロセスの改善、プログラム、ポリシー、ツールの開発を手がけました。これらの取り組みにより、現在Chemours（ケマーズ）は最も優秀な人材が就職を希望する会社となっています。

Chemours（ケマーズ）に入社する前はPhillips 66、Albemarle Corporation、Frito Lay、Texas Instrumentsなど、複数の多国籍企業に勤務していました。Ronはこれらの企業で、10億ドル規模の事業部門とその現場社員の人事リーダーとして様々な経験を積み、複雑な合併、売却、組織再編において人事面を統率してきました。

Ronはルイジアナ大学ラファイエット校で経営学の学士号を、ノーステキサス大学で人的資源管理のMBAを取得しています。