誠実で思いやりのあるチーム

卓越性と多様性を育む

Chemours（ケマーズ）の将来は、私たちが事業を展開する地域社会の多様性を代表する有能な人材にかかっています。社会が必要とする革新的なソリューションを発見し、提供するという当社の強力な実績を継続するには、卓越性と多様性の組み合わせが不可欠です。

優秀な人材を採用し、地域の人材パイプラインを広げるために、私たちは歴史的黒人大学（HBCU）のイベントを含むさまざまな大学の説明会にバーチャルで参加しています。一方、製造拠点では、地元の職業専門学校やコミュニティカレッジと提携して、製造拠点での実習の機会を設けるほか、経営の仕事に必要な独自のスキルを学生に教える学位プログラムを開発しています。また、年次監査のチェックリスト、推奨事項およびリソースの見積もりについて記載した「ジェンダーダイバーシティプレイブック（Gender Diversity Playbook）」を作成しています。

私たちは、米国社員の民族的多様性を高めることに尽力しており、米国の全役職の30%を人種的に多様な社員が占めることを2030年の目標として設定しています。また、全世界の全役職の男女比を50%ずつとするジェンダー目標を完全に達成するべく取り組んでいます。ただし、乗り越えなければならない業界特有の課題が多くあることも認識しています。

社員リソースグループ（employee resource group：ERG）は、包摂性を促進し、これらのコミットメントを推進するために不可欠です。こうしたグループは社員が経験を共有する場となり、より多様で包摂的な社員という目標に向かって前進するChemours（ケマーズ）を後押ししてくれます。

ERGの活性化

当社のERGは、2022年を通じて、Chemours（ケマーズ）の地域社会に引き続き影響を与えました。その活動のハイライトは以下のとおりです。

• Chemours（ケマーズ）女性ネットワーク（Chemours Women’s Network）は、9カ国の22拠点に成長し、スカラーシップ・アメリカ（Scholarship America）と提携して化学の未来奨学金（Future of Chemistry Scholarship）に合計3万米ドルの奨学金3件を提供しました。
• Chemours（ケマーズ）ラテンアメリカ人的資源組織（Chemours Latin American Resource Organization：CLARO）は、Chemours（ケマーズ）で応用可能なSTEM（科学・技術・工学・数学）分野を学ぶヒスパニック系やラテンアメリカ系の大学生を対象とした化学の未来奨学金（Future of Chemistry Scholarship）を開始しました。
• Chemours（ケマーズ）アジアグループ（Chemours Asian Group）は、CLAROとともに、自信を構築し、職場で自分らしく振る舞うためのワークショップを主催しました。また、対話型のハイブリッドワークショップを共同主催し、インポスター症候群の克服と人前で話すときの自信の構築というトピックを取り上げ、社員の個人能力と専門能力の開発を支援しました。
• 新人ネットワーク（Early Career Network）は、メンバーが200人以上に増え、6拠点に支部が設立されました。また、さまざまな拠点の若者たちがつながる場である四半期に1回のランチミーティングを再開しました。
• Chemours（ケマーズ）黒人従業員ネットワーク（Chemours Black Employee Network）は、キング牧師記念日を記念してバーチャルイベントを開催しました。900名の社員が参加したイベントでは、ゲストスピーカーによる講演や音楽演奏が行われました。
• Chemours（ケマーズ）プライドネットワーク（Chemours Pride Network）は、スピリットデーに外部講演者を招き、LGBTQの若者に対するいじめ対策やLGBTQの歴史といったトピックの講演を主催しました。 
• 退役軍人ネットワーク（Veteran’s Network）は、花輪を手配、開梱し、30,000人の退役軍人の墓地に捧げるボランティア活動を休日に実施しました。