Chemours（ケマーズ）のステークホルダー、社員、そして友人の皆様
持続可能性レポートの最新版を発表できることを誇りに思います。このレポートには、企業責任コミットメント目標に対する進捗が記載されています。
過去5年間の取り組みは、短期間で飛躍的な進歩を遂げた点が特徴として挙げられます。この前進は、6,600名のChemours（ケマーズ）社員と「共に、化学の力でより良い世界を創造する」という私たちのビジョンを受け入れてくれた世界各地のステークホルダーとの変革を起こすパートナーシップによって成し遂げられました。このビジョンは、さまざまな意味で、私たちが毎日実行すべき持続可能性のビジョンです。今年の持続可能性レポートのハイライトの一部を以下にご紹介します。
- スコープ1とスコープ2の温室効果ガス（GHG）排出量を30%削減し、2030年目標の半分を達成しました。
- 有機ふっ素化合物（FOC）の大気および水域への合計プロセス排出量を53%削減し、99%削減するという2030年目標の半分以上を達成しました。
- 収益の48.2%が国連の持続可能な開発目標（UN SDGs）に具体的に貢献する製品によるものでした。
- さまざまな地域社会でSTEM（科学・技術・工学・数学）、安全性、環境への取り組みに5,000万米ドルを投資するというコミットメントの36%を達成しました。
- 2022年までに管理対象の支出額で90%を占めるサプライヤーを評価し、サプライヤーの持続可能性実績を評価するという持続可能なサプライチェーン目標を達成しました。
これらの数字は、当社が成し遂げた大きな前進を示すものです。事実、Chemours（ケマーズ）は、2030年目標の達成に向けて、FOC排出量の削減と分析・削減技術の推進において業界を牽引しています。
Chemours（ケマーズ）では、私たちのすべての行動と私たちが製造する製品の中心に持続可能性があります。私たちの化学は、現代生活と、大胆なイノベーションの成果に基づく新しいグリーン経済に欠かせません。実際に、クリーン水素、半導体、耐久性が必要な高度なインフラのコーティング、電気自動車や家庭用ヒートポンプ、高速データなど多くの分野で、脱炭素、電動化、よりクリーンな世界を実現する技術に化学が活用されています。Chemours（ケマーズ）の製品は持続可能な未来に必要不可欠です。私たちが責任を持って製品を製造すれば、人々の健康と環境を保護しつつ、その未来を実現できます。
私たちが責任ある製造、厳しい排出量管理、使用済み製品の管理を改善する取り組みによって、イノベーションと持続可能なソリューションを後押ししているのはそのためです。つまり、私たちは、新しい経済に必要な材料を製造しながら、人と環境の保護も徹底しなければなりません。以降のページをご覧いただければ、これが実現不可能ではないことをご理解いただけると思います。これは、現在実際に起こっている現実であり、Chemours（ケマーズ）はその道を切り開く役割を担っています。
化学は、より持続可能な世界の重要な構成要素を可能としますが、それを実現するのは人間です。持続可能性レポートでは、STEM教育や技術研修プログラムへの投資、自然保護区認証の拡大、有能かつ多様な人材の雇用、全社員にとって総体的に安全な職場の構築など、最良の職場、そして地域社会に良い影響を与える存在となることを目指すChemours（ケマーズ）の取り組みをご覧いただけます。
レポートでは、私たちの化学が責任と必要不可欠さの両方を兼ね備えている多くの例をご紹介しています。また、私たちが達成した成果のほか、より大きな成果に向けて挑戦を続ける計画もご理解いただけると思います。このような背景から、私は、目標に対するChemours（ケマーズ）のコミットメントを更新し、国連グローバル・コンパクトの10原則を引き続き支持すると誓約できることを嬉しく思います。この取り組みにご参加いただき感謝申し上げます。Chemours（ケマーズ）を他と一線を画す化学会社としている要素の詳細をぜひご覧ください。