ウォータースチュワードシップ

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大切な共有資源の保護

水の管理とスチュワードシップを向上させる

私たちの近隣住民や周辺地域社会は、共有資源としての水資源を尊重して大切に扱うことを私たちに期待しています。製造施設のコミュニティ諮問協議会（Community Advisory Panel：CAP）からのフィードバックによれば、水質や化学物質の水への排出はステークホルダーにとって重要なトピックです。私たちは、引き続き、製品の製造に必要な水資源の責任ある管理に尽力し、責任ある成長を促進していきます。

水に関する2022年のハイライト

有機ふっ素化合物（FOC）の水域および大気への合計プロセス排出量を2018年の基準（ベースライン）から53%削減し、FOC排出量目標の半分以上を達成
1つの施設で事業運営の持続可能性の初回審査を完了し、2つ目の施設のアセスメントを更新
大学の研究員による地域の地表水と地下水の水文学モデルの継続的な開発を支援。このモデルは、ジョージア州南東部の資源管理者、メーカー、規制当局、学術界、公的機関が水資源に関する意思決定を行う際に有用

有機ふっ素化合物（FOC）の大気および水域へのプロセス排出量を99%以上削減

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責任を持って製造する持続可能なソリューション

ケーススタディ

オランダにおけるFOCの削減

2022年、オランダのドルドレヒト工場は、対象となる有機ふっ素化合物（FOC）を99%以上削減するために設計された恒久的なプロセス水処理施設を設置するプロジェクトを完了しました。この施設は、過去2年間にわたる大規模な試験運用で開発された技術に基づいています。今後も、外部へのFOCプロセス排出量削減というコミットメントを達成するため、削減プログラムの推進を継続していきます。大気および水域へのFOC排出量を削減する進行中のプログラムにより、2018年の基準（ベースライン）から70%以上の削減を達成しました。

Employees performing experiment in a lab

必要不可欠な製品の責任ある供給

ノースカロライナ州にあるファイエットビル工場は大規模な工業団地のように見えますが、この工場は他の多くのふっ素樹脂向けに高価値のモノマーを製造することで米国経済を支える重要な役割を果たしています。実際、Chemours（ケマーズ）は、半導体の製造や高度なエレクトロニクスの開発に使用されるふっ素樹脂であるPFAの米国で唯一のメーカーです。ファイエットビル工場で製造される製品と同様に重要であるのが、その製造方法です。4億米ドルを超える工場への大規模な投資により、99.99%を超える平均破壊効率で排出量を制御する熱酸化装置の設計、製造、設置など、最先端の排出抑制技術と修復施設を導入しました。

Two employees at the waterfront talking over a tablet device

水の改善機会のアセスメント

2022年、私たちは、外部のウォータースチュワードシップのベストプラクティスによる評価に合わせることで、ウォータースチュワードシップに重点を置くように事業運営の持続可能性審査プロセスを更新しました。2022年には1つの施設で初期ベースラインアセスメントを完了し、また、2つ目の施設のアセスメントを更新し、予定していたアセスメントの60%以上を達成しました。私たちは、最も規模が大きく複雑な施設でのアセスメントを優先して実施しています。初期アセスメントが完了した施設については、定期的に調査を行い、指摘された改善点の実施状況を確認しています。

An Lemaire

オランダ、ドルドレヒト工場長

私たちのコミットメントは、その行動に表れています。2018年以降、私たちは工場の排出量を大幅に削減し、HFPO-DA（GenX加工助剤技術）排出量の99%以上削減を達成しました。必要不可欠な製品の責任ある製造は、成功の必須条件です。環境フットプリントのさらなる削減は、常に念頭にある課題です。ドルドレヒト工場でこの課題に取り組まない日は一日たりともありません。